洒落を言うのはやめなシャレ
「おつカレーさまです。
古畑さん事件です」
『ご苦労サマーフェス。
何があった、シャレ泉くん』
「人が倒れているそうです」
『じゃ、現場に移動していいどぅ』
「一緒に行っても、いっしょ?」
『ところで、現場はどこだ?』
「熱海であったみ…たいです」
『…』
「古畑さん…」
『シャレ泉…』
「現場に着きました」
『誰かいるぞ』
「10数名がたむろしてます」
「あージュースうめぃ」
『君たち、小中学生か?』
「あ~ん?何だよおっさん?」
「酒を呑んでいるのか?」
「んな訳ねぇだろっ!何でだよ?」
『焼酎がくせぇからだ!』
「…しょうちゅうがくせぇ…おぉ!」
「古畑さんっ!」
『シャレ泉っ!』
「なんなんだお前らっ!もぐもぐ…」
『何を食ってる?』
「アタリメだよっ!」
「美味いかっ?」
「あたりめぇだろっ!」
『おぉ、小中学生っ!』
「なんだよっ?!」
「この辺で、何か目撃したか?」
「あそこで、人が倒れてるよ」
『大変だ、外科医を呼べ!』
「それが…外国にいるんです」
『外国って、どこだ?』
「エーゲ海です」
『エーゲ海の外科医ってえぇ外科医?』
「古畑さ~ん!」
『シャレ泉~!』
「あれ?さっきまでいたのに…」
『どうした?シャレ泉くん』
「この家にいた、犬が…いぬっ!」
『…それは、いまいちだな…』
「うわぁ胸がドッグドッグしてきた!」
『シャレ泉~~~!』
「古畑さ~~~ん!」
『現場を見せろ』
「これが、ガイシャです」
『いい、ベンツだ』
「うるさいよ」
『うるさいって、何だ!』
「被害者は、ギタリストです」
『これは…大鶴義丹じゃないか?』
「そりゃいまいちです…古畑さん」
『ギッタギタにするぞ!』
「それも駄目だ、古畑!」
『呼び捨てっ!(゚∀゚)』
「あれ?床がびっちょびちょですよ」
『エレキギターか…
えぇ~~~~~皆さん…
今回の事件、実に簡単です。
えぇ~~~~~古畑玉三郎でした』
「死因がわかったんですか?」
『はい、感電死です!』
「感電!?」
『…はいっ!』
「かんでん(勘弁)してよ~!」